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旅日誌 #3:ホビトンとハミルトン動物園

ホビトン

2019年1月12日

ニューリンでの滞在は2週間。初めの週末はオークランド散策に費やしたので、その次の週末は調達した車で遠出することにしました。

行き先は Hobbiton(ホビトン)です。ニュージーランドきっての人気観光スポットで、ロードオブザリングの舞台として作られた ホビットの村(The Shire’s Rest)がそのままの状態で公開されています。オークランドから車で2時間ほど南に行けば到着できるので、初ドライブとしても丁度いい距離感でした。

ホビトンはツアー以外では入場できないので、事前にオンラインでチケットを手配しないといけません。ツアー時間は約2時間で料金は1人84ドル。日本円に換算すると6, 7千円なので、決してお手頃な価格ではありませんが、後から考えても値段に見合う価値は十分あったと思います。

ホビトンだけだと少し時間を持て余すので、そのエリアで他にできることがないか探すと、そこそこの田舎なのであまり何もありませんが、近くにハミルトンという街があり、そこの動物園(ハミルトン動物園)は「広い」という理由で高評価でした。ちょうどニュージーランドの動物園には行ってみたかったので、僕たちはホビトンついでに、そのハミルトン動物園にも行ってみることにしました。

ハミルトン動物園

寝坊と慣れないドライブのせいで予定より1時間遅い朝の11時にハミルトン動物園に到着しました。ハミルトン動物園は敷地が広いので、見回るのに3時間はみておいた方が良いです。僕らは余裕を持って4時間みていましたが、到着が遅れたせいで持ち時間は結局3時間になってしまいました(苦笑)。

大人1人26ドルの入場料を払って中に入ります。

ハミルトン動物園

ハミルトン動物園のマップ

動物園は予想していたよりも大きかったです。特に、広い敷地内で伸び伸び生活する動物たちの姿が印象的で、「動物園とは本来こうあるべき!」と思いました。

というのも、子供の頃は無邪気に動物を見て喜んでいましたが、大人になるにつれて窮屈な場所に閉じ込められている動物が不憫に思えてきて、ちょっとした罪悪感を感じるようになっていたからです。

このハミルトン動物園ではゆったり生活する動物たちを楽しんで観察できました。ニュージーランドの気候に合わないような動物(例えば、北極熊とか)を扱っていないのも良いなぁ、と思いました。

伸び伸び生活するキリン

伸び伸び生活するキリン

サイも優雅に暮らしていた

サイも優雅に暮らしていた

ホビトン

ハミルトンの街で遅めの昼食を取ってからホビトンに向かいました。牧場風景が広がる道を1時間ぐらい上がったり下がったりして、ツアー開始20分前の16時10分には到着しました。

まずはカウンターで予約していたチケットを発行します。この入り口エリアにはチケットカウンターの他に、カフェとおみあげコーナーがありますが、ロードオブザリング感はまだそんなにありません。ツアーが始まるまでの間、おみあげを物色したり、チケットと一緒にもらったパンフレットに目を通したりして過ごしました。

ホビトンのマップ

ホビトンのマップ

ツアー開始時刻になるとバスが到着します。そのバスに乗って少し離れたホビトンに向かいます。僕たちのツアーグループは合計40名ぐらいでバスは満席近くまで埋まりました。

出発すると映画の音楽と共に、ピーター・ジャクソン(監督)のメッセージビデオが流されます。音楽を聞くとだんだんとロードオブザリング感が出てきますね!放牧地の間をどんどん進み、数十分ぐらいでホビトンに到着。ツアーガイドを先頭に中へと入っていきます。

僕自身ロードオブザリングの大ファンであるかというと、実はそうでありません。嫁(大ファン)にお願いされ、一応最初から最後まで通しでは鑑賞しています。ただ初見ではそんなにハマらなかったんですね。

ホビトンは、そんな僕でもめちゃくちゃ楽しかったです。そこに広がるすべてが「ホビットサイズ」で精巧に作られていて、独特の可愛さを放っています。その世界観を堪能しながら一つひとつのエリアを回り、同時にツアーガイドから撮影秘話(監督のこだわりや表現テクニックなど)を教えてもらいました。

ホビトンの丘の頂上には主人公フロドの家が建っています。そこからは川の向こうまで続く街並みを一望できました。ツアーの最後は、川の向こう岸にあるパブに立ち寄り、そこでホビットドリンクを1杯飲みました(料金はツアー代金に含まれています)。

ツアー時間は予定通り2時間ちょっと。最後におみあげコーナに立ち寄り記念品を購入しました。ツアーは全体として大満足です。ロードオブザリングの世界により親近感が湧いたので、近いうちに「The Hobbit」も観てみようと思いました。そんな充実した余韻に浸りつつ2時間強の帰路につくのでした。

外に干される小さな洗濯物

外に干される小さな洗濯物

フロドの家

フロドの家

ボビトンを一望する

ボビトンを一望する

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