海外でクレジットカードを使う場合その手数料率ばかりに気が取られてしまいますが、外貨の両替レートはどうなっているのでしょうか?
各ブランドの基準レートが適用される
以下は「楽天カード」の海外決済に関する説明例です。
ご覧のとおり、クレジットカード決済では Visa や Mastercard など、
各ブランドの「基準レート」が適用されることが一般的です。
各基準レートは以下のリンクより確認することができます:
で、両替の手数料はどれぐらい?
通貨を両替する場合、手数料が上乗せされたレートが適用されます。
各クレジットカード会社の基準レートにはどれぐらい手数料が含まれているのでしょうか?
Visa の基準レートを例にとって見てみましょう。
2018年7月20日の ニュージランドドルの Visa 基準レートは「1ドル = 77.03円」です。
一方、同日の金融機関の基準レート(TTM)は「1ドル = 75.99円」です。
したがって Visa の基準レートには 1 NZD 毎に「約1円」の手数料が上乗せされていることが分かります。
現地両替よりはクレジットカード決済
銀行で日本円から NZD に両替する場合は、1 NZD 毎に「2円」の手数料が含まれた TTS レート「1ドル = 77.99円」が基準になります。
そして現地両替所のレートがこの TTS レートより割安になることはないでしょう。
以上より、カード決済手数料を加味しても、現地両替よりはクレジットカード決済の方がお得になることが多いと思います。
いちいち両替所を探す時間も無駄なので、手持ちの現金がない場合はクレジットカードで対応しましょう。
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