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オーストラリア:日本の免許証で車を運転するのに必要なこと

こんにちは、イナバウアーです。
来週からオーストラリアに移動し、10月から4月までの半年間を過ごします。

オーストラリアでも車で頻繁に移動していく予定ですが、問題となるのは運転免許証です。

というのも、ニュージーランドから直接移動するので、日本で「国際免許証」を発行できないからです。

そこで今回は、オーストラリアでも日本の運転免許証で車を運転できるか調べてみました

日本の運転免許証でも運転できます

結論から言うと、日本の運転免許証でもオーストラリア国内で運転できます。

ただし、日本の運転免許証は日本語で書かれているので(当たり前ですが)、その英文翻訳も併せて携帯しないといけません。

そしてその「英文翻訳」ですが、少しクセがあり、公式に認められる文書が州ごとに異なります。

つまり、クイーンズランド州では「A翻訳文」でOKだけど、ニューサウスウェールズ州では「A翻訳文」ではダメで、「B翻訳文」も用意しないといけなかったりする、ということです。

各州ごとの情報は、こちらの記事を参考にしました。

州ごとに必要な英文翻訳

今回僕たちは、ビクトリア州 → ニューサウスウェールズ州 → クイーンズランド州、と移動する予定です。

それぞれの州政府ページと大使館・領事館のHPをあたって、必要な英文翻訳とは何か?、具体的に調べてみました。

ビクトリア州(VIC)

If your overseas licence is in a language other than English, you also need to carry an English translation or international driving permit whenever you drive (VIC州政府ページより引用)

上のとおり、VIC州政府ページでは、「英文翻訳を携帯しろ」としか書かれていません。

そこで、メルボルン領事館のHPを見に行くと、公式に認められる英文翻訳が2つ例示されていました:

  • メルボルン領事館発行の自動車運転免許証抜粋証明
  • NAATI翻訳者による翻訳等

NAATIとは、「National Accreditation Authority for Translators and Interpreters Ltd」の略で、オーストラリアでの翻訳・通訳の国家資格です。

つまり、①領事館で抜粋証明を発行するか、②国家資格を持っている会社で翻訳してもらえばOKということですね。

」とあるので、NAATIと同レベルの翻訳でもOKとされる場合があるのかもしれませんが、ハッキリしたことはわかりません。

ニューサウスウェールズ州(NSW)

If your licence is not written in English, you must also carry an English translation, or an International Driving Permit. (NSW州政府ページより引用)

同様に、NSW州政府ページでも、「English translation」と記載があるだけで、どのような英文翻訳が必要かはハッキリ書かれていません。

一方、シドニー領事館のHPには具体的なことが書かれています。「有効な日本の自動車運転免許証を利用する方法」に記載されている通り、公式に認められる英文翻訳は次の1つだけです:

  • Multicultural NSWによる翻訳証明書 

他の州と違い、領事館発行の翻訳証明やNAATI翻訳では不十分なので、その点注意が必要です。

ちなにに Multicultural NSW は政府の機関っぽいです。

国家資格のNAATI翻訳を認めないのは、既得権益の匂いがしますね。。

クイーンズランド州(QLD)

If your licence isn’t in English, you should carry a recognised English translation of it when you’re driving. Show this translation to police when you have to show your driver licence. The National Accreditation Authority for Translators and Interpreters (NAATI) has a list of approved translators. (QLD州政府ページより引用)

上のとおり、QLD州政府ページでは「NAATI翻訳」が例示されています。

自動車運転免許証抜粋証明:有効な日本の運転免許証を有していることを証明します。※当館が発行する証明により運転が可能な地域は、クイーンズランド州に限られます。(ブリスベン領事館HPより引用)

また、ブリスベン領事館で「自動車運転免許証抜粋証明」の発行もおこなわれています。

つまり、QLD州で公式に認められる英文翻訳は次の2つということです:

  • ブリスベン領事館発行の自動車運転免許証抜粋証明
  • NAATI翻訳者による翻訳

その他の州

その他の州については、今回具体的に調べていません。必要であれば、同様に「州政府ページ」と「大使館・領事館のHP」をあたって調べてみてください。

まとめ:NAATI翻訳 + Multicultural NSW翻訳

以上まとめると、複数の州を移動する予定であれば、多くの州で認められる「NAATI翻訳」で日本の免許証の英文翻訳を準備するのがオススメです。僕たちの旅程であれば、ビクトリア州とクイーンズランド州は、このNAATI翻訳でOKです。

一方、ニューサウスウェールズ州は特殊で、NAATI翻訳は公式に認められていません。なので、ニューサウスウェールズ州に行く予定の方は、唯一認められる「Multicultural NSW翻訳」を別途準備する必要があります。

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