こんにちは、イナバウアーです。
先日、ケアンズからダーウィンまでのロードトリップを無事終えました。
思っていたより過酷で体力的にも精神的にもキツい移動でしたが、貴重な体験ができ、今はとても達成感があります。
今回のエントリでは、実体験を通じて学んだ、ケアンズ〜ダーウィンのロードトリップを攻略するためのアドバイスについて書きます。
僕たちのロードトリップ
アドバイスの前に、まず僕たちがどのようなロードトリップをしたのか、具体的な情報を共有します。
ルート
「ケアンズからダーウィンまで」と書きましたが、実際には「ポートダグラス」というケアンズ北部に位置する街から出発しました。
実際のルートは次の通りです。
総走行距離は約2,400km。
2泊3日で僕と嫁の2人で交代しながら運転しました。
グーグルマップ上は26時間となっていますが、舗装されていない道路で思うようにスピードが出せない箇所などもあったので、実際には合計で「28時間」ぐらいかかりました。
宿泊
宿泊は2日間ともテントでキャンプしました。
1日目は Normanton の「Leichhardt Lagoon」、2日目は Borroloola の「McArthur River Caravan Park」で泊まりました。
到着時刻は1日目が18時頃、2日目が20時頃だったと思います。
食事
1度は外食しましたが、それ以外はすべて持参した食料で済ませました。
準備した食料は、弁当、果物、野菜、クラッカー、カップ麺などです。
水も10リットルぐらい持参しました。
あと、朝にコーヒーを買ったりはしました。
ロードトリップ攻略のアドバイス
それでは本題に入り、ケアンズ〜ダーウィンのロードトリップ攻略のアドバイスをお伝えします。
4日間は必要!
僕たちは3日間で移動しましたが、これは失敗でした。
予定通り進まない箇所もあり、体力的にも精神的にもかなりキツかったです。
けっこう無理して運転したので、ダーウィンに到着して数日経ちますが、まだ万全の状態まで回復していません。。
なので、ケアンズ〜ダーウィンのロードトリップには絶対に4日以上かけるべきです。
Telstra 以外は圏外!
QLD と NT の田舎では、Telstra のみ電波が通っています。
僕たちはそのことを知らず、Optus の SIM カードしか持っていなかったので、NT の「Katherine」という街に着くまで全くネットが使えませんでした。(キャンプ場や田舎の街には、WiFi はありませんでした。)
緊急時に SOS の電話ができないとまずいので、Telstra の SIM カードは準備しておくべきです。
4WD でないとキツい!
国道1号には、コンクリート舗装されていない区間がけっこうあります。特に「Nicholson – Borroloola」の区間は、道路が赤土で凸凹になっていたり、ちょっとした川を 3, 4回超えなければいけません。
僕たちの車は 4WD でしたが、1番深い川を渡っている途中に右前輪が取られてしまい、川の中で身動きとれなくなっていまいました。
30分後ぐらいに来た後続の車になんとか助けてもらいましたが、電波もなく、川にハマった車を出した経験もなかったので、一時は「完全に終わった」と思いました。(その川はワニの生息エリアで、また、日も落ちつつあったという。。)
とまぁ、そういうラフな道が待っているので、車は 4WD にしておいた方が確実です。
ガソリン代は約300ドル!
ガソリンは合計「296.88ドル」給油しました。ケアンズ界隈では「1.21ドル/L」のガソリン代(Unleaded 91)でしたが、田舎の方では「1.60ドル/L〜2.00ドル/L」ぐらいで割高でした。
次のガソリンスタンドまでの距離は、最長でも320キロなので、小まめに給油していればガス欠になることはありません。
食料は持参すべし!
道中はかなり田舎で、スーパーは全く見かけませんでした。(住んでる人はどうやって買い物をしているのでしょうか。)
国道沿いの街にはレストランはありましたが、基本的にジャンクフードしか扱ってません。
ロングドライブする上で体調管理は大事なので、果物や水など、ちゃんとした食料を持参しておくべきです。
カンガルーに気をつけて!
僕たちはカンガルーを3回も引きかけました。(ギリギリでよけました!)
道の脇から急に出てきて、絶対に無理なタイミングで道路を横断してこようとしてきます。おそらくカンガルーの性質上、進み出したら急な方向転換ができないのだと思います。
僕たちは朝方と午後に出くわしましたが、それ以外の時間も注意して運転してください。
まとめ
ケアンズからダーウィンまでのロードトリップは、総走行距離が約2,400kmのロングドライブで、舗装されていない道路があったり、川を超えたり、ネットがなかったりと、そこそこ過酷な感じです。
しかし、上に書いた「攻略のヒント」を参考に安全運転すれば、問題なく達成できるルートです。
オーストラリアの内陸部らしい「赤土の道路」を駆け巡るのは最高の思い出になります。
チャンスのある方は、ぜひトライしてみてください!
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