ニュージーランドに長期滞在するなら、車を買うべきです。
生活も旅行もしやすくなりますよ。
そして、車を購入したら現地の「自動車保険」にも入っておきましょう。
転ばぬ先の杖ですね。
ここでは、ニュージーランドでの自動車保険の入り方を整理します。
そもそも自動車保険はいるのか?
日本で車を買った場合、「自賠責保険」への加入が強制ですが、
実のところ、ニュージーランドでは、加入必須の自動車保険はありません。
しかし(当たり前ですが)、
車で事故をおこした場合、その損害補償額は高額になります。
ニュージーランドでの車の修理費用の平均は「$1,000」と言われています。
人や物を巻き込んだ事故の場合、これ以上の金額が必要です。
お金に余裕がない人こそ、万が一に備えてちゃんと保険に入っておきましょう。
旅行保険ではカバーしてくれない
車を購入して起こした事故は、通常、旅行保険の対象外です。
たとえば、エポスカードの場合は次のように、「保険金をお支払いできないおもな例」として明示されています。
航空機、船舶、車両、銃器(ヨット、水上オートバイ、ゴルフ場の乗用カート、レジャー目的で使用中のスノーモービルを除く)の所有、使用、管理に起因する賠償責任。
つまり、自動車保険が必要な場合は、現地(ニュージーランド)の保険会社と契約しないといけません。
ニュージーランドの自動車保険について
おおまかな全体像
ニュージーランドの自動車保険については、次のサイトでよく整理されています。
保険の種類は、大きく分けて、「Comprehensive」と「Third Party」の2つ。
「Comprehensive」の場合、自動車事故の損害をほとんどカバーしてくれます。
「Third Party」の場合は、保険料金は安くなりますが、カバー範囲は「第三者の損害」に限定されます。
ニュージーランドでは、路上駐車OKな道路が多い分、車上荒らし件数も多いみたいです。
他の事故のリスクを考えても、自分の車の損害もカバーできる「Comprehensive」に入っておきたいですね。
保険会社の選択肢
ニュージーランドの自動車保険会社の選択肢は、次のサイトでよく整理されています。
保険料や、細かい補償カ範囲まで比較されているので、とても参考になります。
私は、この中で保険料が最も安い「AMI」を選びました。
2005年の中古車で Excess (契約者が負担する損害金額の上限)を「NZ$500」にすると、年間の保険料は「NZ$568」になるようです。
「月3,500円」ぐらいなので、そんなに高くないですね。
実際に契約してみた
今回、「AMI」の自動車保険を実際に契約しました。
以下ではその手順を整理します。
英語で電話しないといけないので、契約の難易度は少し高めです。
1. オンライン見積もりフォームの提出
保険料は、個々の契約者・車で異なるので、まず「見積もり」してもらわないといけません。
「AMIのウェブサイト」にアクセスし、「Get a quote」をクリックして、見積もりフォームを入力していきます。
入力する内容は、車のモデルや保管場所、契約者の運転免許証の情報などです。
入力自体は5〜10分で完了します。
2. 見積もり詳細の電話
オンライン見積もりフォームを提出すると、「電話での個別問い合わせが必要です」というメッセージが表示されます。
そこに書かれている電話番号にコールし、自分の Reference Number を伝えましょう。
(もちろん、やりとりは全て英語になります。)
実際に聞かれたことは、フォームで入力したことの確認や、契約者の職業、免許証の種類、滞在予定期間、車ローンの有無、犯罪歴の有無などでした。
質問に答えた後、その場で見積もり結果を教えてくれます。
Excess を「NZ$500」の場合、年間の保険料は「NZ$562.75」とのことでした。
参考にしたサイト(Comprehensive car insurance comparison)に掲載されていた値段とほとんど同じなので、ボラれていることはなさそうです。
もう少し検討したかったので、詳細資料をメールしてもらうようにしました。
3. 契約締結の電話
この見積もり内容で契約することに決めたので、もう1度電話します。
本当はオンラインで手続きを済ませたかったのですが、契約方法は「電話か、来店のみ!」とのことでした。
今回の電話で聞かれたことは、こないだの見積もり時とほぼ同じ内容。
(こんなことなら、こないだの電話で即決しておけばよかった…。)
電話でクレジットカード番号を伝えて、契約手続きを進めてもらいます。
その後、顧客番号が書かれた「契約確認書」をメールで受け取れば、無事契約完了です。
これで安心してニュージーランドで車を運転できます。
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